JAPAN Tapdance Scholarship Program(日本タップダンス奨学生制度)

2009年 LA

いろいろな刺激を受けた中で、心に焼きついたものの一つはOpus#1を学んだことだ。
Opus #1のクラスは4日間連続で取るクラスだ。ハロルドは足が悪いので、Sarah Reichがステップを教えてくれた。
ハロルドはくせのある少しハスキーな強い口調でいつもOpus#1の歴史について語ってくれた。
きまっていつもクラスが終わる直前。みんなでハロルドを囲むように座って彼の話を聞いた。「世界中から様々な人が一緒に踊るということが、Opus#1の本来の意味。
OpusのOは世界のO。(世界は丸いから)。そして平和を意味しているんだ。いろいろな人が歌って、好きな服を着て、それぞれ違うものを持ち込んで、世界の中の一つになる。それがとても"素晴らしい"ことである。(Haroldは日本語でスバラシィーとおっしゃってくださいました笑)。
そして、自分の踊りを見つけなさい。ひとりひとりが違って素晴らしいのだから。そしてその音楽の一つになりなさい。音楽は感動 を与えてくれるのだから。」そしてその話を聞いたあとで見たHaroldのパフォーマンス。
Mr. Bojangles 。あまり動かない足で、訴えるように歌う、踊る、体全体で観客に訴えるHarold。 私はまだ、彼が言っている意味のひとかけらも理解していない気になった。Haroldを通して、私はタップとは"古い"ものと"新しい"ものが共存することは可能で、お互いがお互いを尊重しあえること。共存はただパッチワークのように切り取り貼り付けではなく、ちゃんと珈琲とミルクがラテになるように混ざりあえること。そういう方法を自分の中で探していくことのような気がした。そしてHaroldを支えるSarahとのパートナーシップはとても素晴らしくて、それもBe part of the world,"O"なのだと思った。みすみさん、ベースメントさん、送り出してくれたサポーターの皆様、ありがとうございました。