印象に残ったWS
踊りに必要な「体力」と「集中力」
Henryのルーティン
楽しかったリズム劇場
12月3日でスタジオ・オープンの2周年記念ですね。おめでとうございます !! この2年間を振り返って印象深いことはありますか?
ありがとうございます。
WSやTap Maniacでたくさんの方々と出会えた事と、色々な講師の方に参加して頂き、私自身が勉強させてもらった事。そしてやはりSavion来訪ですね。

印象に残ったWS
Savionはとても気さくな感じでしたよね。いきなり現れて生徒さんびっくり!カズさんが呼んで下さったのですよね。
そうです。FUNK Uで Savionのお弟子さんだったKAZUさんに、Savion本人が「教えたい」って言ってきたそうで、ちょうどKAZUさんからWSをやりたいとの申し出があり企画してたので、その時にSaivonが来れそうということになったんです。2002年のNY TAP FESTIVALでお会いした時、「日本にNFで来る んですよね、是非WSしてください」って非公式にお願いはした事あるんですが、多分忘れてるでしょう。(笑)
ご本人がすごく喜んで帰って下さったのでホッとしました。本当に来て下さるか、ホテルにお迎えに行っても、車に乗ってスタジオに入るまでわからなかったので、混乱を避けるために生徒さんには内緒にしてました。だからKAZUさんのWS受けに来て下さった方々は、大変ラッキーだったんですよ。しかも追加料金はなしですからねー。みっちり1時間教えてくれたし、アメリカで受けた時より内容も良かったですよ。でも、私はお迎えまでが大変だったので、来て下さったらホッとして抜け殻になってしまい、受けられませんでした。
でも、Savionの生音がすごい近くで聞けたので、本当に幸せでした。決してNOISEではなかったです。ピアニシモの音もきれいでした!スタジオの床もすごく気に入ってくださり、新しい音を見つけて楽しんでいた顔が印象的でした。

TMはどんどんとクラスが増えていきますネ!
夏の集中講座ではなんと、待望のアイリッシュ・ステップが登場!
いつも素敵な講師の方々に参加して頂いて、うれしいです。
アイリッシュは私も初挑戦でした。飛びまくりだし規制があるからすごく大変!体育会系ですね。まるでヘンリーみたいです。あれを美しく踊るのってすごいですね。でも基本的にはTAPと同じなんだなってわかりました。翌日は珍しく筋 肉痛になりましたよ。改めてTAPって自由で楽なんだなーって思いました。(笑)

基本的にリズム・タップと同じところというのはどのようなところですか?
あくまでも私が感じた事ですが、足の使い方が同じ感じです。独特の動きも勿論ある のですが、身体のセンターのとり方や足がきれいに見えるSTEPの踏み方とかがヘンリーに教わった事と同じでした。

踊りに必要な「体力」と「集中力」
しかし、あんなに優雅にみえるのに体育系とは!?みすみ先生はその鉄のような体力で有名ですよね(笑)。
体力バカって良く言われるんですが、そうなのかなー?
もともと子供の頃から、バレエをしていたし、運動が大好きで、多分基礎体力があるだけでしょう。

以前Broadwayの女性プロデューサーが「一流のダンサーは一流の運動選手と同じ位の身体能力がある」とおっしゃっていました。みすみ先生も学生時代は体育を専門にされていらしたとお伺いしました。そう言えば、Tokyo American Clubでの楽屋ではなぜかラジオ体操のことで盛上がりましたよね(笑)。覚えていますか?
はいはい覚えてます。 第2です。高校は体育科で、体育大出身なんです。高校1年の体育の中間試験が完璧にラジオ体操第2を踊ると言うものでした(笑)。でもあれってきっちりやると、すごく細かい所まで神経を使っているので、すごいよい運動なんですよ。奥が深いんです。だから今、小学校の運動会とかで先生方が前でやってるラジオ体操のひどさを見ると、物を言いたくなります(爆)。

秘かなダメ出しですね(爆)。でもそんなにいい運動ならきちんとやらないと、何だかもったいないですね。私も小学校の時に習いましたが、そんなに優れた体操だとは知りませんでした。
何人もの体育の権威と言われた人達が集まって作った物だと聞きました。その一人が学長だったのです。小学校でやった物とは全然違いましたよ。とにかく細かい部分がすごいの。TVのラジオ体操は完璧にやってますよ。
その後、中学では、バトミントン部に所属し、試合があるときだけ、陸上と水泳部にも参加してました。
卒業時には、東京都体育連盟から賞を頂きました。

それはすごいですネ!鉄の体力の基本は中学で作られたのかも?!
いや〜多分小さい頃からやってたバレエだと思います。忍耐力・精神力はバレエで
鍛えられました。
自分では良くわからなのですが、マッサージに行くとマッサージ師さんに「柔らかくて理想的な筋肉してる」と言われるんです。何も言わないのにダンスやってるんでしょう?って言われます。その辺がもしかしたら関係あるのかなー?呼吸を上手く使いながら運動すると、柔らかい良い筋肉がつくんだそうです。
あと健康なんですね。風邪を1年に1回ひくかなって程度ですから。健康に生んでくれ、踊りを続けさせてくれた親に感謝ですね。いつも協力してくれた母は私がディズニーで踊ってたのを見たのが最後で亡くなったので、私がTAPで生きていってるのは見てないんですよねー。

きっと天国から見守って下さっていると思いますよ。
そうですね〜。

体力というのは大切だとつくづく思います。舞台の前には山のような練習時間、そして本番。身体が資本という言葉を思い出します。そして何よりも集中力!
集中するには何が必要でしょうか?
集中力は絶対大事ですね。踊っているときも音楽に集中してますし、振付を覚えるのも集中力が大事です。これも鍛えられてくるものだと思います。ですから子供の頃にバレエ等をやってた生徒さんは目で見る映像と音楽を聴く耳を使って覚える事に、そしてピアノ等をやってた方は耳でリズムをとらえて覚える事にたけているように思います。
勿論大人になってからでもこれは鍛えられると思いますよ。 Never too lateです。

その鍛え方ですが、耳で覚えられるようにはどのような訓練が必要でしょうか?
コール&リスポンス。
歌を耳で覚えるのもしかりで、繰り返し聞いてるCMソングなどはすぐ覚えるでしょう。
そう言う事だと思うんですけど。

その反対の場合、耳で覚えても身体が思うように動かない場合の訓練方法を教えて下さい。
もうひたすら身体が覚えるまで練習しるしかないですよ。重心が大事だと思います。
そして普段から色々な体重移動や様々なSTEPをやっていると、自然に飲み込みが早くなってくると思います。

Henryのルーティン
振付けがすぐ入る、ステップをすぐ覚えるためには、どのような訓練が大切でしょうか?
振りを覚えるには覚える訓練も大事だし、覚えるコツを見つけることだと思います。その人によってカウントで覚える、リズムで歌って覚える、STEPを言うなど色々。
でもそれが全部同時に出来るようになります。その為に、用語を知ったり、音楽を理解するのも大事な事です。
そしてやはりSTEPの引き出しを一杯持っておくのも大事かなーって思います。私の場合は最初にHenryのルーティンでそれを学んだように思います。色々なSTEPと体重移動を経験させてもらったので。今でもそれがすごく役に立っています。Henryのルーティンはすーっごく面白いですよ!継承させて頂いていることを大変誇りに思います。

どのような点で面白いですか?
常にチャレンジです。

この ヘンリーのルーティーンは、どのレベル(基礎・初級・中級・上級)から対応しているのですしょうか?
ヘンリー自身、オールレベルでしたので、私もヘンリーのクラスでは同じスタイルをとっています。初めての方も1番(シムシャム)からいきなりはじめるんです。ヘンリーはシャフルは・・フラップは・・とは教えないタイプ。リオン・コリンズもそうでした。(但しヘンリーの受講生は、ほぼ経験者でした。基本は大事なので、基礎のクラスを同時に受ける事をお薦めしますが)実際、映画「TAP」に出てる主演女優さんはTAP未経験で、ヘンリーについて2−3ヶ月1日8時間ほどのルーティンの練習をしてあの映画にのぞんだんです。
彼自身はプライベートしか教えていなかったので、ルーティンをマスターした人がインストラクターをするんです。1人1人やってる所が違うのでインストラクターが順番に1人1人見ていきます。だから自分のペースでやれますし、覚えたらヘンリーのプライベートを受けると彼のピアノに合わせて踊れるのです。そのテンポが人ぞれぞれなんです。出来る人は早く、どんどん色もつけてくれます。「あなたの良さはこれだから、ここはこうしよう」って。マスターしたらどんどん、難しくしていくので、エンドレスです。いつもチャレンジでした。だからすごく勉強になりました。今、私の継承クラスも以前と同じように1人1人回って行って、最後に合わせたい人はヘンリーのピアノの曲に合わせ踊っています。

ヘンリー・レタン氏と言えば、Smilieの名付親ですね!以前カリフォルニアまでプライベート・レッスンを受けにいかれましたよね。その際にもインタビューをさせて頂きましたが、彼のレッスンはどのような感じでしょうか?
今はNYを離れてラスベガスに住んでらっしゃいます。自宅にプライベートスタジオがあるんです。「何をやりたい?」って聞かれて始まると、どんどん振付していって、どんどんピアノを弾きます。休みなく怒涛のような2時間でした。間違えると「A.AHA-!!」と、どこにいても声が飛んできます。何度もイントロの名演奏が繰り返され休む暇なし。でも、グループレッスンだと足が見えなくて集中力が切れてしまう事もありますが、プライベートだと集中できますので、高いけど受けただけの甲斐はあります。
終わってからTaxiが来るまで40分くらい待ったので、その間、グレゴリーの話をしたり、当初はボージャングルを撮ったばかりだったので、その話やBlack&Blueの話をしたり、病床の奥様と話したりして大変充実した時を過ごさせて頂きました。その奥様とグレゴリーが2003年に他界され、すごく気落ちしていると聞きました・・・。機会があればまたラスベガスに会いに行きたいと思っています。アメリカでは色々な先生に学び、色々な経験をさせてもらいましたが、私のTAPの原点はヘンリーだと思っていますから、心から感謝しています。