42nd StreetのDUKEでは、毎日毎日ステージがあったのですね。まさにタップのシャワーを浴びた10日間!
そのステージについてもう少し詳しくお話をお伺いしようと思います。
プログラムがあったらプログラムに添ってお聞かせ下さい。まず初日はどのような方々のステージだったのでしょうか?
まずは、「TAP YOUTH/TAP FUTURE」というテーマの舞台で、ティーンが主でした。

おっ、そこで14才や16才の若い凄腕タッパーが踏んで拍手喝采を浴びていたのですね?
そうなんです。未来のスターだなって男の子と女の子が、素晴らしいSOLOを見せてくれました。そして、アステア&パウエルのビギン・ザ・ビギンの復刻版!すごく良かったー!
年配者は本当に喜んでいましたね。

す、す、すごい!
あれは多分、多くのTap Dancerの原点ですよね。私もエレノア・パウエル大好きです!

マスター達だけではなく、これからの若い人たちが多くの人に見てもらえる機会があるのは素晴らしいことです。
そういうチャンスを与えている事が素晴らしいですよね。KIDSクラスのプログラムを見てても、文化継承の意味と、育てるという事に力を入れているのが良くわかります。
私も子供に帰りたいくらい、大人より良いプログラムです。(笑)

音楽業界では、セミナーが開かれレコード会社やプロダクションなど関係者が見に来る、いわゆるショーケースが開かれますが、今回もタップ/ダンス業界の関係者が多く、才能のある人たちにはお声がかかる、というチャンスもあるのでしょうか?
TAP界は狭いので、それはあり得ますよね。実際、今回もスカラシップ制度がありましたので。

2日めはいかがでしたか?
2日目は「TAP INTERNATIONAL」と題し、ロシア・ドイツ・フランス・ブラジル・イスラエル・日本など海外からの出演者、または、NY在住の外国人による舞台でした。
日本人はKAZU君がチャイニーズフルート奏者と共演し、強弱のめりはりのきいた、素晴らしい躍りを見せてくれて、すごく良かったです。あと、イワホリチカコさんが色々な国の人がMIXされた3人のグループで、獅子舞いTAPをやっていました。ROXANもこの日に参加していました。
あとは、2年前ST.LOUISで見た、逆立ちして手でTAPする方も来てました。足の方は随分上達してましたよ。

3日め
TAP CHOREOGRAPHY」と題し、計算されたアンサンブルや、テーマがあるもの、過去に好評だったピースなどが見れました。BARBARA DUFFY、SAM WEBBER、JIMMY TATE、DORMESHIA そして、LAVAUGHN ROBINNSONなどが出演しました。

計算されたアンサンブルとは普通のアンサンブルとどう違うのでしょうか?
ただの群舞って言うのはなく、小人数でも人の動きが面白かったりね。

4日め
待望の「GALA」。まずは6:30−劇場の上の階で、受賞PARTY。これは飲み物やブッフェ付きイブニングパーティーです。(今後行く方のためにアドバイスです。このPARTYは、敬意を表して、ある程度正装がお薦めです)。
THE HOOFER AWARDを受賞されたのは、我MENTOR 、JIMMY SLYDE氏、そして、5月に他界されたBUSTER BROWN氏。プレゼンテーターはSAVIONでした。TAPシューズを象ったトロフィーが素敵でした。
JIMMYはとってもうれしそうでしたよ。「周りの皆さんに感謝して、ありがたく頂戴します」とおっしゃってました。

そのThe Hoofer Awardについて教えて下さい。これはタップ界に長年貢献されてきたマスター達への賞なのでしょうか?
それとも若くてもタップ界で活躍してきているタッパーも受賞できるものですか?
貢献している人に与えられる賞です。昨年から始まったこのNY TAP FESTIVALで贈られる賞で、昨年はグレゴリーだったと思います。
その後8:00−劇場に移動し、STAGE.まずは、SAVIONが突然アカペラを踊りだしました。えっ?1ベルがSAVION??って感じでした。本当はトリがGREGORYだったのですが、来れなくなり、最後から2番目だったSAVIONがトリのはずが、彼も他の仕事か何かで抜けるとのこと、「後で戻ってくるから」と言い残し、去ってしまいました。結局戻って来たけどバックステージにいただけで、躍りませんでした。皆かなりがっかり・・。その後、ブラジル人の先生から始まり、BODY RHYTHMの先生であるKEITH TERRY(すごく面白かったです)、TONYと子供達やSAVIONママの歌、TAPAGE(藤林真理さん&オリビアのDUO)と続きました。TAPEGEの作品は、去年躍って大好評だったピースで、ストーリー性のある深〜い作品でした。
そしてMABLE LEE、すごいお年ですが可愛くてSEXYなんですよねー。SARAH PETRONIO、彼女は女性版JIMMYって感じで、人間性がすごく出る躍りでした。感動するんですよ。
そしてDIANNE WAKER,JIMMY SLYDE。これはもう、私が感想を述べる必要もないくらい、いつもの事ながら感動的です。Jimmyは近年になく長く躍ってくれました。

Savionは残念でしたね。最初のインタビューで日本に来るかとの問いに「maybe(多分)」と答えていたのが、今でも気にかかっています。もしかして来ないんじゃないかって・・・(笑)
実は誰もが心配してるんです。でも、SAVIONがいないNOISE/FUNKなんてあり得ないのでネ。他はすごい若手メンバーだそうです。
SAVIONよりもGregoryが残念でした。私はドタキャン3回目です・・。

5日め
「TAP ALL-STARS」。若手スターたちの競演です。Marshall Davis(めっちゃCOOL!)、Ayodele Casel(今や2児の母ですが、カッコイイ)、MAX Pollak(CUBAの空気ムンムン)、Barbara Duffy(バーバラ節全開), Van Porter(エンターテナーですね。途中でTAPSが取れたのですが、それを芸にしてました。さすが!), Sam Webber(Beautiful!!), Omar Edward(オーラ!)・・・・
すごいでしょ?!全部SOLOでした。お腹一杯!!
今回感じたのは、NOISE/FUNKブームの時の、「誰もがFUNK」って言う感じが薄れ、それぞれの個性を生かしたスタイルに安定し、リズムタップの原点に返ってる感じがしました。

これを読んでもう来年は絶対行くぞ!って決めている人がいるんじゃないかと思う位、素敵!
みなさんの衣裳はいかがでしたか?
衣装は、あまりこだわらないのかなー?
特にすごく良いなーって思うのはなかったです。足だけで勝負なんでしょうね。

6日め
「TAP MASTER / TAP MENTOR」
この日は、MASTER達の作品を敬意を表して若手が踊るものでした。初日にやったパウエルのビギン・・・を今回はJenny LaneのSOLOで。
そしてニコラス・ブラザーズのFAYARDが歌いながら躍りました。
一番最後はBuster Brown氏の「LAURA」を20名位で躍りました。センターで躍ったNICOLEは、BusterからLAURAを学んだ時、助手をしていた女性です。
色々な思いが甦って感無量でしたね。

7日め
「TAP TALK/TAP FILMS」
この日は私はすでに機中の人でした。パネルディスカッションだったようです。

音はいかがでしたか?やはりすべてバンドをいれた生音かアカペラだったのですか?
初日は生ではありませんでした。2日目からは、ほとんど生でした。アカペラの人も多くいましたし、自分のMUSICIANを連れてきた人もいました。

照明はどんな感じでしたか?セント・ルイスの時は照明に凝ってなくて、確か素に近かったとおっしゃってましたよね?
それを聞いて、すごいな〜と感心したものです。さて、今回のNYは?
やはり、あまり色は使っていません。ホリもなしです。舞台芸術を作るという感じではなく、足の芸術を見る・聞く感じです。キャパも150と小さなスペースで、どこからでも良く見えます。

すごいですねー。照明に頼らないって凄い!
本当ですね。その人の人生を見ている、その人の声を聞いているって言うような舞台でした。

It's wonderful!