2月中旬、スマイリーの名付け親、ヘンリー・レタン氏と半年ぶり の再会を果たすため、ラスベガスに飛んだスマイリー。貴重なレッスンとヘンリーの近況、そしてラスベガスで観たショーについて語ってもらった。タップ・ファンは必読です!(編集部)

ラスベガスでもニューヨーク?
約1週間という短い期間で行ってきました。最初から最後まで日本時間の時差ボケ(笑)。 ヘンリーとのレッスンの他、話題のショーを観てきました。 しかし、さすがに「大人の遊園地」といわれるだけあって泊まったホテルがすごかった! 「New York New York」というホテルで、マンハッタンの縮小 版の中をジェットコースターが走り抜ける!というもの。大人で も十分楽しめました!

ショーも満喫。その迫力に圧倒されっぱなし。
昨年の「St.Loius Tap Festival」以来、半年ぶりの再会。地図を片手に迷いに迷い、やっと辿り着いたヘンリーの自宅兼スタジオ。彼は暖かく出迎えてくれました。「テンポの速い振付けをしよう」と始まったレッスン。1時間のつもりがノリに乗って2時間に延長!
マックスフォード、スライド、ハイ・キック、スプリッツなどを 駆使したアップ・テンポの振付けは、まさにプロ・レベル。得意技のターンも、もちろん入っています。
「Smilie、今のシングル・ターンをダブルでね」との注文に、さすがの私も目が点に。だって、ただでさえ、速くて大変なのに、しかもダブルで8セット!これができたらスーパーマンならぬスーパーウーマン(笑)。
でも、ヘンリーは、1人1人のダンサーの持ち味をいかした振付 けをしてくれるので、やりがいがあります。

彼はブロードウェイの振付師として有名なため、シアター・タップのイメージが強いかもしれませんが、音だけを聞いているとまさにリズム・タップ。音の取り方、アクセントなど、そうなんですよ。とても勉強になるんです。アクセントと言えば、ヒールを使った複雑なステップの際、「どんなに早くてもアクセントをきちんとつける。ひとつ、ひとつ鳴らす。」との助言を頂きました。このことが、リズムタップにはとても大切なことなのです。いくらたくさん音を鳴らしても、乱雑だったら意味がありません。リズムが命です!

感激!そして、やるべきこと。
人望のあるヘンリーの元には、今でもグレゴリー・ハインズやセ ビアン・ママなど、タップ界の大御所達が訪ねてくるそうです。そう言えば、「St.Loius Tap Festival」で会った時、グレゴリー主演、セビアンも出演したタップ映画「Bojangles」の振付けをしたと聞いていましたが、何と、劇場用ではなく、ケーブルTV 用だったとのこと。しかも、私が訪ねるちょっと前に放映されてしまったとか。あ〜残念!一歩違いでした!
80才を越えてもまだまだ現役で活躍しているヘンリー。家族思いの優しいジェントルマンでもあります。
大汗かきながら稽古に励む私に、「のどが渇いているだろう?」と、途中、ペプシをくれる優しい一面もあるのですよ。(ペプシは彼の大好物)。レッスンが終わって帰る時には、車が見えなくなるまでずーっと手を振ってくれていました。
貴重な2時間。とても楽しく過ごせました。
日本でひとりでも多くの生徒さんにヘンリーの振付けを伝承したいですね。