TAPに関する様々なご質問にお答えします。
クラスで耳にするタップの基本用語を教えて下さい。
用語は先生によって様々ですが、ここでは私がアメリカの先生方から学んだもので基礎クラスで使用
する頻度の高いものをあげますね。
1) One sound グループ
○タッチ・・・トウで軽くたたく。体重は乗せない
○ステップ・・・トウ(ボール)に乗る
○スタンプ・・・フラットフット(トウとヒール全部一緒につく)に乗る
○ストンプ・・・フラットフット 体重は乗せない
○パンチ・・・つま先の先端でたたく(ポイント)
○ヒールドロップ・・・ヒールを落とす
○ボールドロップ・・・ボールを落とす
○スカフ・・・ヒールで蹴り上げる(キックとも言う)
○ブラッシュ・・・トウの部分で蹴り上げる
○バックブラッシュ・・・ブラッシュの逆で引く(スパンクとも言う)
○チャグ・・・ボールはフロアから離さずに前にスライドさせ、一度浮かせたヒールをドロップして音を出す
○ホップ・・・飛ぶ 体重移動なし(同じ足で着地)
○リープ・・・飛ぶ 体重移動あり(反対の足で着地)
○ピックアップ、プル・・・ジャンプする動作の足が床から離れる瞬間にスパンクが入る(力をぬいて)。
力で引く場合もありますが、私は脱力系の膝で出す方法をやっています。
*ステップやタッチをただ単にトウ、ヒールドロップやディグやスカッフをただ単にヒールと言う場合も多い。
2) Two sounds グループ
○シャッフル(英語ではシャホって聞こえます)・・・ブラッシュ&バックブラッシュ(力をぬいてワンアクション
で行う)
○スカフル(英語ではスカホって聞こえます)・・・スカフ&バックブラッシュ(力をぬいてワンアクションで行う)
○ストンプル(英語ではストンポって聞こえます)・・・ストンプ&バックブラッシュ(力をぬいてワンアクション
で行う)
○フラップ(英語ではホラって聞こえます)・・・ブラッシュ&ステップ(力をぬいてワンアクションで行う)
体重移動
○スラップ(英語ではサラって聞こえます)・・・ブラッシュ&タッチ(力をぬいてワンアクションで行う)
体重移動なし
*フラップとスラップは厳密に言うと体重の移動で用語が違いますが、先生により大抵どちらか1方を
使って言うことが多いです。私の感触としては、一概に言えないのですが黒人系にスラップ、白人系
にフラップが多かったです。私はヘンリー氏がフラップだったので、フラップと言う癖がついてます。ちなみ
にブレンダはスラップです。
○バックフラップ・・・スパンク&ステップ(力をぬいてワンアクションで行う)
○プルバック・・・ピックアップ&同じ足で着地
○プルバックチェンジ・・・ピックアップ&反対の足で着地
○プッシュフロント・・・プルバックの逆バージョン。スカフ&着地
○リフ・・・タッチ&スカフ(力をぬいてワンアクションで行う)
○ボールチェンジ・・・右ステップー左ステップなど、足を変えて踏み直すこと。スタンプの事もあります
○パドル・・・ディグ又はスカフ&スパンク
○ロール・・・ステップ&ヒールドロップ (同じステップをずっと繰り返す事もロールと言う)
3) Three sounds グループ
○オープンサード・・・タッチ&ヒール&スパンク(力をぬいてワンアクションで行う)
○クローズサード・・・タッチ&ヒール&トウドロップ(力をぬいてワンアクションで行う)
*サードは先生によってリフル 又はスループとも言います。ダイアンはリフル、ATDO系はスループと言
います。
○ドローバックス・・・日本ではバックステップと耳にします。右スパンクー左ヒールドロップー右ステップバック
左サイドと続けて下がっていきます
○ボンバーシェ・・・左ステップー右スパンクー右ディグ(横移動していく)
5) Sounds 音数が変化していくもの
○クランプロール・・・3sounds〜増えていく。ここれは4soundsクランプロール紹介。右ステップ-左ステップ
-右ヒールドロップ-左ヒールドロップ
○リバースクランプロール その1・・・同じくヒールディグが先行するもの。右ヒールディグ-左ヒールディグ-
右トウドロップ-左トウドロップ
○リバースクランプロール その2 (アラウンド・ザ・ワールドと呼ぶ)・・・右-左-左-右&左-右-右-左
という交互にやるバージョン
○クロール・・・3sounds〜増えていく。ここでは3soundsを紹介。同じ足でステップ-ヒールドロップ-
トウドロップを足を横に開いていきながら踏む(赤ちゃんのはいはいの意)
○マクスフォード・・・3sounds〜増えていく。一般的に5soundsがメジャー。左ステップ又はスタンプ-
右シャフルー左プルバックチャンジ
○リフウォーク・・・4sounds〜増えていく。ここでは4soundsリフウォークを紹介。同じ足でリフ&ディグ&
トウドロップ
○バファロー・・・右シャフルー左リープ(左足が前にくる)
○ ウィング・・・外側にスライドしながらジャンプし、内側にブラッシュ&着地。厳密に言うと、片足のみで
行うのをリアルウィング、片足は地についた状態で反対足がウィングするのをフェイクウィングと言いま
す。もともと2soundsだったものが、どんどん音数増やしにチャレンジして行く若者が増え、最近
7sounds達成者を目にした事があります(すごすぎ)。危険なテクニックなので、慣れるまでバーなど
につかまって練習してくださいね。
6) コンビネーションもの
○パドル&ロール・・・ディグ(又はスカフ)-スパンク-ステップ-ヒールドロップを同じ足で。これを左右
繰り返していきます。
○ワルツクロッグ・・・右ステップー左シャフルボールチェンジ (シングル、ダブル、トリプルとあります)
*シングルはステップ、ダブルはフラップ、トリプルはシャフルーステップの意味
○シンシナティ・・・右スパンクーシャフルーステップ 左サイド(下がっていく)
○タイムステップ・・・たくさんの種類がありますが、ここではスタンダードベーシックなシングルタイムステップ
を紹介します。右シャフルー左ホップー右ステップー左ブラッシュ&ステップー右ステップ(4&1 2&3&)
ベーシックなタイムステップは群舞のショータップでもよく見られますが、リズムタップではミュージシャンに
踊りたい曲のテンポを与えたり、グルーブを伝えるのに使用される事があります。なので自分のタイム
ステップがあってOKなのです。ベーシックもシングル、ダブル、トリプル、リバーストリプル、ダブルトリプル
シングル、ダブルトリプルダブル、ダブルトリプルトリプルなど音数が増えて変化していきます。
またタイムステップとは、6小節繰り返しのステップ&2小節ブレイクという考え方の先生もいます。
○ブレイク・・・繰り返しのリズムを裏切ってくつがえしたり、足をチャンジするために使うステップのことです。
○シムシャムシミー・・・1920年代に亡きDr.レオナルド・リードによってクリエイトされた32小節1コーラス
のルーティンで、世界一有名なタップのルーティンと呼ばれています。コットンクラブの名物コーラスガール
のパフォーミングよって大変に有名になりました。スウィングダンス、ヘンリーレタン、ニコラスブラザーズ、
funkバージョンなど現在は様々なバージョンがあります。レオナルド自身もシムシャム2、リベンジシム
シャム等最近までクリエイトしていました。オリジナルを知っていると世界中のタップダンサーと踊れるので
、知ってて得するステップです。4つのフレーズにそれぞれのステップがあります。1フレーズ目はシムシャム、
2フレーズ目はプッシュビート、3フレーズ目はタックアニー、4フレーズ目はタイムステップ・ハーフブレイクと
呼ばれています。大抵2コーラス繰り返し、2回目はブレイク部分をフリースと言って全員で止まります。
最後のしめはシェイブ&ヘアカットで〆める事が多いです。
○シムシャム・・・右シャフル&ステップー左同じー右シャフル&ボールチェンジ&シャフルステップ
(4&1 2&3 4&1&2&3) ちなみにシャフルの代わりにストンプルで、リズムはSwingする場合が
多いです
○プッシュビート・・・横にボールチェンジで移動する
○タックアニー・・・左ステップ(左に出す)−右スパンク&タッチ(又はステップ)で左足によせる。これを
左右続ける
○BSコーラス・・・シムシャムと同じく有名なルーティンで1920〜30年代にボードビルで踊られた1コーラス
ルーティンです。コパセティッククラブが踊ったものが現在映像として残っています。これも4つのフレーズに
それぞれのステップがあり、1つ目はタイムステップ、2つ目はクロスステップ(クロスオーバーとも言います)、
3つ目はバック&ウィング、4つ目はオーバー・ザ・トップス、トレンチス&シェイブ&ヘアカットでできています
○クロスステップ・・・左ヒール-右シャフル&ステップ-左ブラッシュ&ステップ-右シャフル-左ヒール-
右ステップ (1&a2&3&4&1)
○バック&ウィングス・・・クロッグダンスのスタイルの事を言いますが、BSでは右シャフル&ステップ-
左ブラッシュ-右ウィングス-左ステップからマクスフォード&左パンチ&ステップ
(4&1 2a3&4 &1&2 3)
○オーバー・ザ・トップス・・・片足の上を反対足が飛び越えるアクション。右ステップー左トウをクロスして
前に置き、スライドバックさせるー右ホップ(左足の上を飛び越える)
○トレンチス・・・右スタンプからスライドバックー左リープ。左右を交互に繰り返す。上半身は前に低く屈
み、大きく手をふるフラッシュ(アクロバティック)なタップスタイル
○シェイブ&ヘアカット・・・ジャンプ-ダブルプルバック-ステップ-ボールチェンジ(左右どちらでもよいし、
様々なバリエーションがある
シューズを履けない時はどのような練習方法がありますか?(運動靴でのリズムを取る練習など板なし
でもできるものであれば教えて下さい。音が出せる機会は少ないので…)
Stepを♪にしてみるとか、手でリズムを叩いてみるなど、リズムの勉強が出来ます。
足の練習なら、どんな靴でも出来ますよ。私は駅のホームで電車待ちしている間や、家では素足でやっ
てる事もあります。
インプロの時に振りやリズムがワンパターンになってしまいます。インプロの練習方法はありますか?
(結局は経験なのかもしれませんが。)
ひたすら音楽に耳を傾け、何も考えないことかな。それから、やはり引き出しをたくさん持つ為に、ク
ラスを取る事も1つです。
力で大きな音を出すと、雑な音がしますし、足に返っています。(足を痛める)ダイナミクス、つまり
みすみゆきこ
音の強弱をつける練習をする事をお薦めします。
足首がなかなかやわらかくなりません。なにかいいストレッチなどがありますか?
柔らかいと言うのは、柔軟性ではありません。(逆に足首の稼動範囲が大きい人も、それなりの悩みが
あるのですよ)
良く言う足首が堅いというのは、力が入ってる事を言います。まずはリラックスして、音を無理やり出
そうとしないほうが良いと思います。力を抜く事がわかってくると、自然に最良の方法で音も出てきま
す。
タップスのネジについてなのですが、これは基本的にはいつもガッチリゆるみなく締め付けておくもの
なのでしょうか?私はヒールのタップスはいつも少しゆるませているのが好きですが、こういった事は
間違っていますか?
基本的には音の好みの問題で、どれが正しくどれが間違っているというのはありません。ただ構造から
して、緩めて使っていると、ネジがきかなくなるのが早いです。その為、浮いたネジで床を傷つけやす
くなることがあります。
クリアな音を追求する人は、タイトな方を好みます。ゆるいとカシャカシャという音がします。
コツコツが良いか、カシャカシャが良いか、結局楽器ですから好みの音で楽しまれるのが良いかと思い
ますが、私は個人的にタイト派です。
私は仕事が忙しく、何箇所かのスタジオに入会し、月謝以外の方法で「行ける時に行く」という方法で
しか、大好きなTAPを続ける事が出来ません。これは先生に失礼な事なのでしょうか?
良くこのての相談を受けます。
色々な先生に学ぶのは米国ではあたりまえの事です。色々なスタイルを学ぶからこそ、自分のスタイル
を生み出す事が出来ますし、引き出しをたくさん持てると思います。私は、決して悪い事だとは思いま
せん。でも、残念ながら全ての先生がそうではありません。
技術だけではなく、Tapのシェアの精神を学び、もっと楽しめるように、ARTNではワークショップな
どでMaster達の人生や格言を勉強するクラスを開催しています。是非、ご参加ください。
タイムステップと一口に言えども先生によって千差万別なのですが、どれが本当なの?
Time Stepは、たっくさ〜〜〜〜んあるんです。これがTime Stepだ!ではないです。
ですから、覚えるのがたくさんで大変でも色々勉強できてラッキーだと思ってくださいね。
最近忙しくてレッスンに行けません。ステップを忘れるのではないかと心配です。
ステップは、忘れてもかまいませんよ。基本さえ覚えていれば、またすぐに出来ます。自分の出来る範
囲で楽しむことが一番です。
ピアノでは音階練習、声楽では発声練習、とそれぞれ基礎練習がありますが、タップには、練習を始め
る前の基礎練習はあるのでしょうか。あるとしたらそれはどのようなステップでしょうか。
アキレス腱やふくらはぎをストレッチしたり、個人個人でレッスン前のwarm upはやった方がよいで
すね。通常、私のレッスンでは、シューズを履いたらいきなり動かすのではなく、ゆっくりtappingや
シャッフルをwarming upとして始めていきます。力まないで軽く。リズムの取り方を、シンプルなス
テップだけでやったりするのも良いでしょう。タップは音楽でもあるので、楽典も知識としてあった方
が良いです。
Wingsをできるようになるためには何が必要でしょうか?
バウンズを使えるように、力を抜く事です。
あのぉ〜、バウンズって何でしょうか?
ボールが跳ねる様に、足の重みを使って、反動で鳴らす方法です。
Plain Tapの時にどうしても足をひっぱってしまいます。どこがいけないのでしょうか?
身体に力が入っていませんか? ひざ、股関節などの力を抜いて、膝を引き上げる様にすると、足をひ
かないで打てます。
タップの音が中々パチンと出ません。
力で打っていませんか? 力まずに!
タイムステップの時に、途中から足がごちゃごちゃになってしまいます。
重心の移動をしっかりと練習すれば、自然に出来ます。ゆっくり練習しましょう。
最近思うように上達しません。(ダンス及びタップ経験者。)
「1歩すすんで2歩下がる」くらいの気持ちで、あせらずに、コツコツと練習しましょう。
振付けが中々覚えられません。どうして?
音楽をよく聴いて、一緒にリズムを覚えましょう。自然に振りが出てくるようになります。音楽と戦わ
ないで!
ピックアップができたり、できなかったり、どこに集中すればよいのですか?
力を抜く事がポイントです。鳴らそうと思わずに、タイミングさえ体でつかめば、大丈夫!
タップを上達するには、クラッシック・バレエやジャズ・ダンスを習った方が効果的ですか?
バランスやターンの仕方、手の動きの美しさ等は、やはりダンスをやらないと身につかないものです。
バレエは踊りの基本ですが、コテコテにクラシックで固まると、膝や足首を固める癖がつく事もありま
す。ジャズダンスのほうが、踊りの要素としては、Tapに役立つ動きだと思います。ダンスも大切です
が、センスが光るのがリズムタップですから、良い物をたくさん見て、センスを磨きましょう!
時々リズムが正確に取れません。頭ではわかっているのですが・・・。
歌いましょう!歌えれば、正しくリズムを踏む事が出来ます。
シャッフルで空振りをしてしまいます。
力を抜いて、足の重みを利用しましょう。
ターンの際にふらついてしまうのですが。
自分のバランスを身体で覚えましょう!
タップ・シューズの日頃の手入れは、どのようにしたらよいでしょうか?
かなり汗をかきますので、しかり湿気を取ることです。帰ったら袋や箱から必ず出し、できればシュー
キーパーを入れましょう。
木製のは、湿気も取り、臭いも消します。ちょっと高いけれど・・・。持ち歩きには、軽いプラスティ
ック製のを入れ、型くずれを防ぎます。そして、たまには、靴磨きで磨きましょう。購入できないなら、
新聞紙をつめたり、市販の靴用湿気取り剤をいれておきましょう。頻繁に使う人は、2足用意し、交互
に履いた方が長持ちします。
メンテナンスは、BASEMENTでやってくれます。古いシューズも生まれ変わりますよ。
「タップに関する質問のある方、上達方法や悩みなど何でもOKです。メールを送ってネ!」
Photography by helloharuo,Yasuo shishido
This Web Site Concept&Edit by Masako Yasutake
Designed&Created by BASEMENT